3月3日は耳の日

 

電話番号を公表しているので、よくセールス電話がかかってくる。

多いのは

「マンションを買いませんか」と

「税理士を紹介します」

の二つだ。

どちらも、丁重にお断りしているのだが、

数ヶ月するとまた同じ業者から電話がかかってくる。

今週は珍しく証券投資のセールス電話があった。

Y証券の営業が「日経平均を買わないか」と。

39000円の日経平均株価を取引するという。

取引単位は10000倍だったか1000倍だったか・・・

「9万円で買えますよ」と

「なるほど、先物ですか?」と問うと

「CFDです」

「CDFって何?」

「差金取引です」

「先物みたいなものですよね? 相場が逆に言ったら証拠金の追加がいるんでしょう?」

「そうです。お詳しいですね」

「何円下がったら追加が必要なの?」

「1円です」

「は?1円って・・・秒単位で追い証じゃないか」

「ですから多めにお金を預かりまして・・・」

という話が続く。

しかも結構粘ってくる。

「いや、そんな相場に張り付いてないとできないようなもの、やりませんから」

「でも資料だけ送りますね」

と電話を切った2日後に資料が届いた。

まあそれはいいとして・・・

その会社の遠隔を見ると

発祥は商品先物取引のY社とある。

実は私も20代の頃、先物業界にいたので社名は見覚えがあった。

豊田商事みたいな名前だったのでインパクトが強い。

その会社が今は商品先物以外に証券の先物を扱っている。

時代は変わるものだな。

そ思っていると、件の営業マンから再び電話があった。

「資料を見ていただけましたか?」

「見ましたよ。前身はY社ですか」

「そうです。お取引の経験か何か・・・?」

「いえ。私も昔、同じ業界にいたもので」

次の瞬間、彼が

「あっ、そうなんですね。またご縁がありましたら・・・失礼します」

と言って電話を切った。

うーむ・・・。昔の同業者だからと言って、そこまで嫌わなくてもいいのではないか。

私は特段、強い口調で喋っていたわけではないし、彼の話をよく聞いてあげたのに。

変動が激しいものにトライするつもりは微塵もないけど、

突然話を打ち切られるほど嫌われたのは残念。

逆に「何も知らない人に契約させて搾り取ろうとしているのか」と勘繰ってしまった。

真相はわからないけど、先物の営業電話は「元同業者です」と言えば撃退できるのかもしれない。

まだ事例が1件なので、仮説にもならないけど。次回同じようなことがあったら、また言ってみようと思う。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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