年末に年賀はがきの枚数が足りなくなって50枚買い足しした。その時足りないのは10枚程度だったが、少し余裕を持たせて買った。こちらが出していない人から届く年賀状がいつも一定数あるからだ。年が明けてから慌てて印刷する枚数は、例年なら20枚くらいだろうか。だが今年は一桁だった。

 

未使用の年賀はがきは30枚。最近すっかり筆不精になっていて、これ以外に普通はがきもかなりのストックがある。

2年くらい前まで、両親にあててほぼ毎日、年間で350日くらいはがきを書いていた。5年ほど続けた習慣をやめてしまったのは、特に理由があったわけではない。

やめる理由はなかったので、再開するのにも理由はいらない。今日は余った年賀はがきで両親に近況報告をしてみよう。昨日会ったばかりだが、顔を見て話すことと文章に表すことは幾分内容が違う。多分これまでも、会った時には言わないようなことを書いてきたのだと思う。

 

一筆したためるとなると、身構えるわけではないが少々考えてしまう。思ったことをしゃべるのとは、勝手が違うようだ。

語りの表現と、文字の表現の違いもあるのだろう。

だが、気持ちは少し素直になれる。親が心配するようなことは書けないが、心の内を伝えやすい。

じっくり考えながら書くことで、面と向かっては言いにくいことも整理されてくるのかもしれない。

毎日とはいかなくても、心を整えるための「はがき道」を再開しよう。今日から。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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