今週、飲食店からメニュー撮影の依頼があった。
情報誌で店内やおすすめ料理の写真を撮ることは多いが、
店1軒のメニュー全てを撮影することはあまりない。
広報・広告としての料理写真は、インスタグラムに代表されるように
スマホで「その日、その時」のリアルタイム発信に訴求力があると思う。
スマホのカメラの高性能化も進んでいる。
プロが撮影するよりも店主自身がスマホで撮る方が、ターゲットに響くのではなかろうか。
そんなご時世でも撮影の依頼がある。
ランチタイムと夜営業の間の時間に、全メニューの撮影を行なった。
オーナー曰く、メニューのタブレット化をするので、写真のクオリティも求めたいとのことだった。
なるほど、タブレットメニューであれば、写真の良し悪しで売上が左右される可能性が高い。
画面に映し出される写真には、きれいで分かりやすいことが求められる。
印象的な写真ではなく、説明力がある写真が必要だろう。
均一性のあるカタログ写真だが、「いかにおいしそうに見せるか」も問われる。
「撮るだけ」なら、単なる技術屋にすぎない。
飲む人、食べる人の視点を忘れず、魅力ある写真を撮りたい。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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