2009年の映画「劔岳 点の記」を観た。
配信サービスとはありがたいもので、視聴途中で止めた所から続きが観られる。
2時間19分の作品なので、時間があれば一気に観られるのだが、
なんだかんだで空き時間にちょいちょい観ては、またしばらく間が開くということの繰り返しで、
1カ月くらいかかった。
前人未到の劔岳山頂に到達できるのは、陸軍測量部か山岳会か。
互いにライバル視する両団体と、測量部にプレッシャーをかける陸軍上層部、
山の怖さを誰よりも知っている案内人。
それぞれの思いがぶつかり合って、ドラマが生まれる。
山というのは、たくさんの人々の努力や犠牲の上に開かれているということが分かる。
改めて思ったのだが、香川照之はいいを演技する。
つくづく惜しいことをしたものだ。
雨が上がって3日ぶりに太陽を見た。
肌寒いけど、夕日がきれいだった。
映画の中の夕景は、これ以上に美しかった。
いつか立山連峰から夕日を見てみたい。