タバコの自動販売機

 

43歳まで、常習的にたばこを吸っていた。

起業して以降、喫煙頻度が急激に下がり、45歳で完全にたばこをやめた。

頑張って禁煙したわけではなく、吸いたいと思わなくなった。

たばこをやめると、他人のたばこの煙がとても気になる。

受動喫煙よりも、衣服や髪に付いた臭いの方が耐えられない。

酒の席でご一緒した人が喫煙者だと、衣服は翌朝でもたばこ臭い。

煙よりももっと鼻をつく異臭がする。

よくも今まで気づかなかったものだと、自分に感心する。

だからといって、この数年懇親会に出ていないのはたばこのせいではない。

飲める酒量が激減した。

その日の体調によるが、缶ビール1本が限界のときもある。

なので飲酒もやめた。

飲めなくなったことが懇親会に出ない理由の一つだが、

最も大きいのは、人が多い場所が苦手だからだ。

社交性に欠けるので、大勢の人の中でうまく立ち回れない。

ストレスになる。

だから出たくない。

そのうち誘われなくなった。

お互いにとっていいことだと思う。

最近は、それを分かってくれる人との少人数の会食にしか行かない。

閑話休題

今日は歩いていて、ちょっと古めのたばこの自販機を見かけた。

1箱600円もするとは驚きだ。

喫煙者は高い税金を納めているのに、どことなく肩身が狭いようで気の毒だ。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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