桜と田おこし

 

PC内蔵のHDD容量は1TBで、外付けHDDは2TBを2台繋いでいる。

これでじゅうぶんかと思っていたが、撮影したRAWデータは1ファイルが25MBから40MBもある。

HDDの空き容量が厳しくなり、現像ソフトの挙動も時間が掛かるようになった。

納品が終わった案件でも、年に一度くらいは「あのデータをもう一度送ってください」ということがある。

昨年秋から、入稿したデータのみJPEGでHDDに残し、ボツ画像のデータは順次削除している。

お陰で現像処理も少し軽さを取り戻した。

 

年が明けて、予想していいなかった依頼が届く。

「この時に撮影した別のカットを送ってほしい」

「いや、それ、もうないですから」

と言うしかない。

「そういう使い方をするのであれば、不採用カットも入れて多めに納品しましょう」

と、今後は掲載しない画像も送ることになった。

 

とはいえ、画像ファイルは大きくなる一方だ。

カメラを新調しなくてもHDDを買い足ししないと追いつかないレベルだが、

もし新機種に買い替えたら、おそらくは今よりさらに画素数が上がっているだろう。

実際「こんな大きいサイズの画像、何に使うのだろうか」と思う。

通常の紙媒体やWEBコンテンツでは、おそらく1200万画素もあればじゅうぶんなはず。

だが、科学技術の進化はそこで満足しない。

データはさらに大きくなり、新たな保存場所が必要になる。

「データなら置き場所に困らない」と、ペーパーレス化に取り組んでいるが、

データも置き場所が必要なのだ。(紙と比べると遥かに小さくてすむが)

 

昨日は「桜名所の写真はないか」と問い合わせがあった。

個人的に何度も撮影したことがある場所だったが、もう消去していると思っていた。

HDDを探ってみると、2019年のフォルダに残っていた。

それ以後のものは消去されている。

古すぎて、削除対象から外れていたようだ。

ファイルをみると、前機種で撮影したものだった。

取り急ぎ、その画像にテキストを添えて入稿した。

花見シーズンに間に合いそうだ。

 

広島のライター&カメラマンぶるぼん企画室

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代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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