通っている文学学校の作品集に、原稿用紙3枚分の創作話を投稿した。今年の学校で、批評の題材にされる作品になる。10月に印刷ゲラとデータを入稿していたものが、校正紙になって今日届いた。

封筒の中には、先生からの「お願い」が同封されていた。読み進めると、お願いではなく苦言だった。曰く「会話の括弧から始まる行頭は、半角おろして括弧を入れる」。文章を書くときの基本ルールだと。

届いた校正紙を見ると、文頭の「の前に半角空きがない。「これは大変」と思ったが、他で提出した作品は半角下がっている。もしやと思い、データを調べてみると、半角下がっている。印刷会社で組版をしたときに反映されていないのだ。こちらのwordの設定(行頭の記号を1/2幅にする)が原因かと思ったが、いちいち行頭「の前に半角アキを入れて入稿していたので、これは当たらない。原因が分からないのだが、改めて原稿の書き方ルールを熟読することにした。

その一部、見落としがちなルールを抜粋してみる。

 

〈ーー〉〈……〉は2マス分をあてる。

会話は改行して書く。このときは始まりの〈「 〉を1マス目に半字分空けて入れ、1マス開けない。

原稿は右肩1箇所を綴じ、左上の欄外に番号をふる。

作品名は『』で、雑誌や新聞名は「」を用いる。

疑問符、感嘆符が文の途中に入るときは、必ず1マス分空けて文を続ける。

 

基本の基本だと思っていても、見落とすことがある。

記号だけでなく言葉の意味も、自分に理解とは違うことがある。

常に、迷ったら調べるという癖をつけておきたい。

 

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By ほりゆき

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