干されたプール

 

最近見た映画の中で非常に強く印象に残っているのが

女性の悦楽」(アジアンドキュメンタリーズ)だ。

予告編動画を見てほしい。

「女は子どもを産んで育てるための存在」という、古来から根強く残る価値観によって、

今もたくさんの女性が苦しんでいる。

最も残酷なのは、アフリカで行われているFGM(女性器切除)という儀式。

作品中では、活動家の女性が模型の女性器を使って、男性にFGMの行為を説明する。

男たちは顔を背けたり目を閉じたりと、模型でさえ直視できない。

こんなひどい儀式が今も続いていることに、驚きと怒りを感じるだろう。

FGMは「女性がセックスで快感を覚えないように」性器切除を行なっている。

まさに子どもを産むだけの道具のような扱いだ。

そして「快感を覚えると浮気する」という偏見もある。

こんなことが有史依頼今日まで続いていることが恐ろしい。

宗教的な理由も背景にあるのだろうが、現代社会において許される行為とは思えない。

FGMだけでなく、世界にはたくさんの女性差別や偏見がある。

全ての男は一度この映画を見た方がいいと思った。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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