想像と現実の間に

 

先日文春オンラインで山口恵以子さんの記事を読んで気になったので、

図書館で本を借りてきた。

食堂のおばちゃん

山口さん自身の経験を活かした、食堂を舞台にした物語だ。

小難しい表現などせず、極めて普通の現代語で書かれている。

そして、料理の描写が細かい。

調理法も丁寧に書かれていて、読んでいるとお腹が空いてくる。

自分がこの「はじめ食堂」の客になった気分だ。

筆者が経験していることを題材にするのは最大の強みだと思った。

もし経験していないことを書くとしても、状況の描写は大切だ。

これまでは心理描写ばかりに気を取られていたが、情景や状況をどんな言葉で伝えるかで

その作品のリアリティーが決まる。

ものごとをよく観察して、最適な言葉で形容する。

一手間かけた表現が、創作を現実に近づける。

まあそれが難しいわけなのだが。

 

ワンストップで取材チーム(ライター&カメラマン)を手配できます

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

広島で取材スタッフを探すなら
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。