先日届いた、シャンティ国際ボランティア会からのDMに、
サンクスカードが入っていた。
ミャンマーの難民キャンプに暮らす14歳の少年が、手書きでお礼を書いてくれている。
ビルマ語で書かれているのだろうけど、まったく読めない。
二つ折りのカードの半分には、日本語訳が付けられている。
8人きょうだいの中で、唯一の男の子だそうだ。
料理、洗濯、水運び、豚の餌やりなど、家の手伝いの合間に、図書館で勉強しているという。
一番好きな「おたからパン」の本を持った写真が添えられている。
仮住まいのような家で、通える学校もないが、図書館があれば本から知識を得られる。
彼の夢は先生になることだそうだ。
子供の頃の読書は、大人になってもその人に影響を与える。
私が文章執筆を生業にできているのも、幼い頃に母が本をたくさん読ませてくれたからだと思う。
本はどれだけ読んでも、読み過ぎることはない。
大きなことはできないが、月1000円の寄付でアジアの子供たちに本を読む機会を提供できる。
サンクスカードの裏には「本の力を、生きる力に。」と印刷されていた。
寄付を始めて2年ほど。
少額の寄付でも、積み重なれば「おたからパン」何冊分かの支援にはなっている。
「おたからパン」は「挑戦すれば、人生で成功できる」と教えてくれる本なのだそうだ。
こんど図書館で読んでみたい。