今日は市内の公園でインタビューと撮影があった。
取材対象は子ども連れのお母さん。
このまちの好きなところ、誇れることなどを聞いた。
インタビュー中は子どもが退屈するので、撮影が始まるまで私が一緒に遊んだ。
幼稚園児と遊ぶのはいつ以来だろうか。
生き物が大好きな男の子は、好奇心いっぱいだった。
「ホームグラウンド」のように慣れ親しんでいるという公園で、焚き火の薪集めをした。
もちろん焚き火はしない。準備をする遊びだ。
小枝や枯れ葉を集めて、彼が指示する場所に重ねていく。
そのうち興味の対象が、生き物に移る。
地面を石で掘っていると、アリを見つけた。
そのそばには、クモがいるという。
よくよく目を凝らしてみると、蟻の4分の1くらいの大きさしかないクモが動いている。
よくこんな小さな虫を見つけられるものだと感心した。
もう一匹、虫がいるという。
教えてもらっても最初は見えなかったが、クモの半分くらいの大きさの芋虫がいた。
普通に暮らしていると絶対に気づかない、ミクロの世界を見せてもらった。
その視点で見れば、ただの地面だと思っていた地表は、なんと豊かな世界なのだろうと思う。
目に見える世界だけでも何十種類という動植物がいる。
興味を持って観察すると、いろいろなものが見えてくる。
ただの地面か、多様な生き物の世界か、心の持ち方で世界は変わるのだと教えてもらった。
仕事を忘れるくらい楽しかった。
物事がつまらなくなるのも楽しくなるのも自分次第だ。
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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