ただの地面だと思っていたら、たくさんの生き物が生きていた。

 

今日は市内の公園でインタビューと撮影があった。

取材対象は子ども連れのお母さん。

このまちの好きなところ、誇れることなどを聞いた。

 

インタビュー中は子どもが退屈するので、撮影が始まるまで私が一緒に遊んだ。

幼稚園児と遊ぶのはいつ以来だろうか。

生き物が大好きな男の子は、好奇心いっぱいだった。

「ホームグラウンド」のように慣れ親しんでいるという公園で、焚き火の薪集めをした。

もちろん焚き火はしない。準備をする遊びだ。

 

小枝や枯れ葉を集めて、彼が指示する場所に重ねていく。

そのうち興味の対象が、生き物に移る。

地面を石で掘っていると、アリを見つけた。

そのそばには、クモがいるという。

よくよく目を凝らしてみると、蟻の4分の1くらいの大きさしかないクモが動いている。

よくこんな小さな虫を見つけられるものだと感心した。

もう一匹、虫がいるという。

教えてもらっても最初は見えなかったが、クモの半分くらいの大きさの芋虫がいた。

 

普通に暮らしていると絶対に気づかない、ミクロの世界を見せてもらった。

その視点で見れば、ただの地面だと思っていた地表は、なんと豊かな世界なのだろうと思う。

目に見える世界だけでも何十種類という動植物がいる。

興味を持って観察すると、いろいろなものが見えてくる。

ただの地面か、多様な生き物の世界か、心の持ち方で世界は変わるのだと教えてもらった。

仕事を忘れるくらい楽しかった。

物事がつまらなくなるのも楽しくなるのも自分次第だ。

 

 

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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