昨夜は郷里の秋季大祭宵宮「神殿入(こうどなり)」が行われた。
例年であれば、提灯行列が各地を出発する前は、昼間から宴が催されるのだが
コロナが終息していない今、飲み食いは自粛。
各家の提灯を吊り下げて神社に奉灯した。
屋外の行事なのでマスクは不要かと思っていたが、意外にも集まった近所の人たちは皆マスク着用。
それでも行列が出発すると、3年前と同じ「イヤホーライ(弥宝来)」の掛け声が聞こえてきた。
イヤホーライ、イヤホーライ
久しぶりに耳にする、心地よい響き。
竹竿を持つ人が足りないかと懸念していたが、
この日のために帰ってきている子連れのファミリーも多くいた。
子供たちがいるだけで、活気が出る。
神社に上がると、境内に人がたくさんいる。
神楽も上演している。
いつもの神殿入の夜と同じだ。
昼間は「ない」と聞いていた福撒きも行われた。
餅や菓子が宙を舞い、群衆が手を伸ばす。
マスクをしている以外は、3年前と同じ光景が広がっていた。
私たちは今、少しずつ日常を取り戻している。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
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