音田昌子「心に残ることば」

 

コピー機のそばに置いたままになっていた、日本フルハップの会報誌「まいんど」9月号を読んだ。

今月も音田昌子さんのコラム「心に残ることば」がすばらしかった。

 

飼い主に虐待を受けた後、筆者の知人に預けられた犬が、

亡くなる直前には虐待のストレスで抜けていた毛が回復していたという。

他の引用文では、闘犬として飼われていた犬がセラピードッグとして、

子供や高齢者に寄り添っているそうだ。

 

その犬たちのエピソードから

「なりたい自分になるのに、遅すぎることはない。」(ジョージ・エリオット)

という名言が紹介されている。

そして「このことばは、そのまま人間にも当てはまる」と続く。

人生も半分を過ぎるとつい、何かを始めようとしても「今さら」という言葉が口をつく。

だが、犬が後年に自らの身も心も一変させたように、私たちにもまだチャンスはある。

筆者は綴る。

「実現できてない夢に、もう一度」

 

なりたかった自分。

私にとって「なりたかった自分」とは、どんな自分だったのだろう。

目先のことに追われる日々だが、自分の夢をそろそろ見つけたい。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。