朝の仕事を済ませて、昼前から志和町奥屋の海軍山と八世以(やよい)山を目指す。
11時20分登頂開始。
すでに気温は30度越え。とはいえ、木陰に入ると涼しく感じる。
海軍山の麓では、砂防ダムの工事中。
2018年の西日本豪雨の影響が、今も残っているのか。
ルートが少し分かりづらい箇所があったので、登山アプリの地図で確認しながら進む。
1時間ほどで海軍山の山頂(514m)に。
一帯に旧海軍の施設と思われる遺構があった。
東広島市教育委員会の資料によると、この施設は「中野村聴音照射場(特設見張所)」。
米軍機の襲来に備え、ここで監視をしていた。
広島市や呉市への眺望が開けていること、水源が確保できることから、この地にが選ばれたとある。
原爆投下の日は、広島市上空へ向かうB-29が目撃され、その後の様子も日誌に残されている。
そして八世以山へと向かうが、想像していた以上の急傾斜を下る。
ここも西日本豪雨で崩れたのだろう。大規模な地滑りだ。
一度下って、八世以山を目指して登る。
今日一番の急坂が続く。
汗が噴き出てくる。
飲んだ水がすぐに汗になっているのではないかと思うほどだった。
12時50分登頂。(494m)
下山ルートのあちこちにも地滑りがあり、登山道は消えている。
薙ぎ倒されたままの木々や竹をかわしながら、アプリを頼りに下山。
距離:4.0km
時間:2時間2分
高低差:388m
数字以上にハードな山だった。
広島のライター&カメラマン
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