しまね映画塾のガイダンスに参加した。
50人ほどの参加者の大半はリピーター。
だが初心者だからといって、戸惑うようなことはなかった。
塾長の錦織良成監督はとても気持ちの熱い人だった。
映画塾はただ映画を作るのではなく、社会勉強の場だという。
「現場で、みんなが「楽しい」と思える状況を作れるのがプロ」という言葉には頷いた。
日頃の取材現場でも、同じことを思う。
取材する側、される側、発注者も代理店も、
みんなが楽しいと思う現場から生まれるものが、悪かろうはずがない。
もう一つ心に残っている言葉は
発想の範を超える。
技術と発想は別物。映画製作のノウハウなど知らなくてもいい。
だが近年の映画塾では制限時間にうまく収める、いわゆる「置きにいく」作品が増えてきたという。
もっといいものが撮れないか、どうやったらみんなに伝えられるか。
迎合しないで自分の主張を貫いてみようと思う。
シナリオの提出期限は一か月後。
発想の範を超えることができたら、きっと自分自身の範も超えられるはずだ。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
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