これから題名を決める作品が二つある。
一つは今書いている小説。
三部構成にしているので、作品の題名の他に各章の題名も付けるので、
一つと言いながら実際には四つ決めることになる。
もう一つは写真の題名。
こちらは三枚組だが、題名は一つ。
偶然にも両方とも明後日が提出日だ。
題名を考えるとき、直感的にすぐ出てくることもあるが
ほとんどの場合は熟考する。
何度も候補を挙げて、作品の世界と照らし合わせる。
仮にそこで合致していても、題名としての存在感や言葉の響きが好ましくないことがある。
短編小説で、長く仰々しい題名はつけたくない。
視覚で全てを語る写真作品では、二字熟語が望ましいし、長くても四文字までにしたい。
制作に着手した段階では題名のことは考えないが、
作品が仕上がってくると、ベストな言葉を探し始める。
苦しみを乗り越えて生み出した、自分の分身とも言える作品に名前をつけているときは楽しい。
大切なものだからこそ、真剣に考えたい。
たくさんの人に認められ、愛される作品になってほしい。
子供に名前をつけるのと同じだと思う。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
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