試し撮り

 

これから題名を決める作品が二つある。

一つは今書いている小説。

三部構成にしているので、作品の題名の他に各章の題名も付けるので、

一つと言いながら実際には四つ決めることになる。

もう一つは写真の題名。

こちらは三枚組だが、題名は一つ。

偶然にも両方とも明後日が提出日だ。

題名を考えるとき、直感的にすぐ出てくることもあるが

ほとんどの場合は熟考する。

何度も候補を挙げて、作品の世界と照らし合わせる。

仮にそこで合致していても、題名としての存在感や言葉の響きが好ましくないことがある。

短編小説で、長く仰々しい題名はつけたくない。

視覚で全てを語る写真作品では、二字熟語が望ましいし、長くても四文字までにしたい。

制作に着手した段階では題名のことは考えないが、

作品が仕上がってくると、ベストな言葉を探し始める。

苦しみを乗り越えて生み出した、自分の分身とも言える作品に名前をつけているときは楽しい。

大切なものだからこそ、真剣に考えたい。

たくさんの人に認められ、愛される作品になってほしい。

子供に名前をつけるのと同じだと思う。

 

広島のライター&カメラマンぶるぼん企画室

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ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。