写真の先生が、集大成ともいうべき写真展を開催する。
その写真展と同じ題名の写真集を編集する機会をもらった。
思えば、写真展の企画を決めるときも、私の案を採用してもらったのだった。
表現者たる人の作品集を編集させてもらえるのは、
うれしい反面、プレッシャーも大きい。
理解が足りなくて、作者の世界を伝えきれないということは、絶対に避けたい。
広いギャラリーと30センチ四方の冊子では、写真を見る人の感覚も大きく異なる。
展示では脇役だった写真が、冊子では主役を務めることもあると思っている。
大胆さと繊細さを両立させ、見る人の心に何かが残るような写真集を目指した。
私の案は、概ね受け入れてもらった。
表紙も決まった。
同時進行の写真展の広報物や配布物は校了して、全て印刷所に回った。
作品は全て先生の物だが、なんだか自分の物のような愛着が湧く。
これが編集の魅力なのだと思う。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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