スキルが増えることは悪いことではないが、「多芸は無芸」となりはしないかと心配しながら生きている。
広告業界出身なので、イラストレーター、フォトショップの扱いはまだいい。
生業なので撮影・現像・画像補正スキルも必要。
流れで動画編集もしている。
(最近は仕事としての動画編集は少ないが)
Vtuberを動かすために手をつけたLive2Dとfacerigは完全に余計だった。
構想だけが頭の中で回転していて、実働に手を染めるパワーがない。
そんな状況なのにIn Designである。
使えれば便利だということは分かっている。
実際にIn Designで24ページの冊子のラフを作った時はすごく楽だったが、それ以降使っていない。
もともと、イラレとフォトショで仕事にはじゅうぶんだった。
これにLightroomを付けてサブスクで利用していいたが、ある日見たキャンペーンに驚いた。
私が払っている月額に200円ぐらい足すだけでアドビプレミアムが利用できると。
「なんやそれ」と思いながら、すぐにグレードアップしたが、すぐ使いたいアプリケーションはなかった。
「まあそのうちに」と、何も手をつけぬままだったが、件の冊子でIn Designを使った。
その後はせいぜい4ページ程度の制作物で、しかもほとんどフリーデザインなのでイラレばかり。
わずか2カ月でIn Designの使い方をすっかり忘れてしまった。
先日、写真集の制作依頼があった。
想定は48ページ。これはIn Designの出番だろうと思って起動したが、見事に使い方を忘れている。
チュートリアル動画を見て思い出しながら操作している。
覚えるまでは面倒だが、制作するのは面白い。
操作が面白いのではなくて、構成やレイアウトを考えるのが面白いのだが。
イラレで記事制作をするときも、自分が取材したニュースはイラレ上に直接書き起こしていくことがある。
きのうの雑記に書いた「現場合わせ」みたいなものだ。
しかしグラフィックデザインを本業にすることはないだろう。
センスが古いという自覚があるし、何より目が疲れる。
そうは言ってもゼロから何かを生み出すのはとても刺激的で、需要があれば喜んでやってしまう。加齢の衰えと戦いながら、新しいことに挑んでいる
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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