スーパーマンのような人に会った。
話ぶりから、頭の回転が速く実行力があるのが分かる。
これまで関わった複数の企業での経歴を聞くと、次々と新しいことに着手して成功させている。
氏は語る。
「ゴールとスタートが見えているから、イノベーションが起きる」
ゴールは「なりたい姿、理想」、スタートは「現状」
ゴールが見えなかったり、現状を把握できていなかったりすると、迷走するのだと。
確かに言われる通り、現状の戦力や環境を理解して、目標に向かって進むことが成功への最短ルートだと思う。
世の中のイノベーションの多くが、こういった思考のもとに生まれているのだと思う。
一方で、ゴールを設定する、見据えることが苦手な人もいる。
私だ。
明確な「なりたい自分」と言うものが確立できていないので、目先の仕事の追求ばかりしている。
5年後、10年後に「こうありたい」というビジョンがない。
気がついたら10年経っていた。
世の中には、かのスーパーマンのような「目標達成型」と、「天命追求型」の二通りの人がいる、という話を聞いたことがある。
目標達成型は、ゴールに向かって計画を立てて進めていく。最短距離を行ける人。
天命追求型は、目標を持っていない。
ただ目の前の「やるべきこと」を懸命にこなしていくうちに「気がつくと山に登っていいた」という人。
山に登れるかどうかは別として、私は後者だと思う。
イノベーションの多くは目標達成型の思考から生まれるものだとは思うが、そうではないケースもあると思っている。
窮地に追い込まれたときに生まれるアイデアもまた、世の中を劇的に変える可能性がある。
だからどんなに苦しいときもあきらめてはいけないし、消極的になってもいけないと思う。
コロナで社会が劇的に変わってしまった。
これまで通りの仕事をしていたのでは生きていけない、前が見えない今こそ、攻めの姿勢で進みたい。