あなたも作家になれる芥川賞直木賞をとる!

今日は、月に一度の小説塾の日。

人の作品を読んで批評するのは、覚悟がいる。

無責任なことは言えないが、遠慮するわけにもいかない。

良いことも悪いことも、筆者に伝えなければならない。

周りの仲間たちは、驚くほどしっかり作品を読み込んでいる。

私は細かな表現については言及せず、物語の設定や展開について意見することが多いのだが、たった一行の記述が設定と矛盾していることがある。

そういうことに気づく人がいる。私は結構な頻度でスルーしてしまっていて、読みが浅いことに気づかされる。

一番読み込んでいるのは先生だ。

わずか三枚の随筆でも、何度も読み返すという。小説も然りだろう。

今日の先生の言葉で、最も響いたものは

「・・・のような」という表現は手抜きである。自分が見たものを、他のものに頼らず、いかに読者が想像できるように書くかを考えなさい。

という指摘だった。

これは私もよく使っている。

ある物を表現するとき、他の「似た何か」があるときは、それに例えるのが容易い。

しかしそれでは、自分の目で観察していることにならないのだろう。

片足でも文芸の道に突っ込んでいる者として、文章表現について妥協しないよう気をつけたい。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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