「亡くなられる」という言い方が気になっていた。

気になるというより、耳障りに思っていたのだ。

というのも、「亡くなる」を「死ぬ」の丁寧語として使っていたため

「亡くなられる」を二重敬語のように感じていた。

しかしどうやら、「亡くなる」は「死ぬ」の婉曲表現らしい

とううことで、身内の死で「亡くなる」を使ってもいいのだと、この歳で初めて知った。

よくよく考えてみると「お亡くなりになる」には重複感を感じていなかった。

「亡くなる」は敬語だと思いながら、一方ではそれを否定していたわけだ。

これからは安心して「亡くなる」を使おう。

使う場面は少ない方がいいけど。

 

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ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。