ゆめタウン学園店

 

広島大学近くのゆめタウン学園店のテナント、フタバ図書が5月19日で閉店する。

これで、広島大学周辺は民間の書店がゼロになる。

Amazonに勝てないのだから、撤退やむなしと思えるが

学生街なら古書店はあってもよさそうなものだ。

残念ながら古本屋もない。

広島大学が東広島市に移転を始めて40年以上たつ。

完全移転してからも30年近い。

だが、この40年間で、大学近辺の街は育たなかった。

正門付近だけ、マンションやショッピングセンターが集まっているが、

一歩外れると、田んぼと田んぼの間にアパートがまばらに建っているだけの寂しい地域だ。

あきらかに、まちづくりに失敗したと思う。

責任は東広島市と広島県にあると思うが、誰かが責任をとったという話は聞いたことがない。

本屋も古本屋もない学生街。

定食屋も少ない。

にぎわいがない。

街に元気がない。

学生たちも、こんな所に住みたくないだろう。

広島大学は去年、法学部を広島市内に戻した。

私もそのほうがいいと思う。

東広島では学生がかわいそうだ。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

2 thoughts on “学生街なのに本屋がなくていいのか”
  1. 完全に街を外から眺めている人の目だなと思います。
    広島大学の前の下見地域の学生街は全国的に見ても育っている部類です。それは多くの学生街が自然発生的に生まれたものであるため,高齢化とともに店自体がなくなり,ただの住宅街と化したものに対して,下見地域のそれは,人為的に作ったため,店が新陳代謝をすることができています。
    学生の下見愛は相当なものですよ。

    1. ご意見ありがとうございます。たしかに私は余所者でして、東広島市には20年も住んでおりません。
      現代の学生の思いも掴みかねております。
      昔ながらの学生街の雰囲気を求めるほうが間違っているのかもしれませんね。

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