文学フリマ、通称「文フリ」会場前

 

年に一度のお楽しみ、文学フリマ広島(広島産業会館東館)に今年も行ってきた。

出店者も来場者も、去年よりも多いように感じた。

この会場だけでも、チェックしきれないほどの数の本が売られている。

出版不況と言われているけど、同人出版、自費出版は活況なのだと感じた。

しかも、若い人が多い。

京都、洛星高校文芸部の生徒たちが出店していた。

ええっ、京都から?? と驚いたが、広島の出店者よりも県外からの参加の方が多いようだった。

広島という土地柄は、文学文芸のファンはいても、著者は少ないのかもしれない。

今回は自分のアンテナでキャッチできる本が見つからなかったのだけど、

若い人の感性を知りたくて、件の高校生たちの冊子を買った。

と、ここまでは文学フリマの感想。

道路を一本はさんだ広島産業会館西館で開催中の「攻殻機動隊版画即売会」にも行ってみた。

売り場内は撮影禁止。35万とか50万とか、結構な値段が付けられていた。

攻殻機動隊がそこそこ好きだったので、楽しみにしていたのだが

私が知っている攻殻とはなんか違う。

ずいぶんと3D化が進んでいる。

もらったカードをよく見ると、「SAC_2045」と書いてある。

なるほど、ネットフリックスで配信した3Dアニメの攻殻なのか。

宣伝動画を一度見たことがあるが、歴代のアニメとは違う、

完全なるゲームの世界みたいに感じて、「観たい」という気持ちが起きなかった。

2D映像に目が慣れているからか、今日の版画展でも3Dへの違和感が拭えない。

映像が立体的になった分、作り物っぽさも増えてしまったのか・・・。

ステッカーをもらったけど、笑い男の頃の少佐のほうが好きだわ。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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