デニムの街の小径

 

今日は岡山県で取材。

仕事の後のランチタイムに、初見の店「ランチハウス」に行ってみた。

店名に恥じない、最高のチキンカツランチをいただいた。

だが今日の収穫はランチだけではなく、新聞記事だ。

それも、滅多に読まない日経MJ。

なぜこの店にMJが置いてあるのか分からないが、2月19日付の最新号を読む。

見出しに気になる言葉がある

n=1

経済用語? マーケティング用語? nは自然数のことだったはず。

紹介されているのはissinという企業の程涛社長。

ユニークな商品開発で、ヒット作をいくつも出しているようだ。

そして見出しの「n=1」は、自分の体験や主観のみという意味のようだ。

記事の下段に、興味深いことが書いてあった。

「みんなが欲しいもの」は世の中にもう出ています。100%自分が欲しいものを突き詰める方が差別化になる。

そうか、何かを創るときは万人向けにするのではなく、

自分が欲しい、自分が楽しいという方向に振り切ることが大切なのだ。

物を売ったり店を開いたりするとき、コアターゲットを具体的にしなさいと言われるけど

具体性を突き詰めて、たった一人の自分を喜ばせるというアプローチが、今後のヒットの鍵かもしれない。

たまたま入った店で何気なく手にしたMJだったが、思わぬ収穫があった。

こういう新聞を読みたい。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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