テレビを観なくなって久しい。最後に電源を入れたのが2019年のW杯ラグビーだったから、2年以上観ていない。
なぜテレビを観なくなったのか。いちばんの理由は、仕事をしているから。テレビを観る時間がもったいない。
ニュースは、ニュースサイトで読めばいい。新聞のデジタル版も契約しているので、情報が不足しているとは思わない。
連続ドラマは観ない。次回も観られると思えないからだ。一話完結のドラマも観ない。決められた時間に見始める、見終えるということが難しい。
空き時間があれば、気になっている番組や映像作品を配信で観る。
視聴者の時間を拘束するテレビと、私のライフスタイルが合わなくなっているのだ。
そう言いながら、運転中のカーナビではテレビをつけていた。朝は報道バラエティが多いので、その日の話題を収集できるし、午後はローカル局が軒並み情報番組を放送する。
だが、やはり運転中のテレビは気が散るので、先月からラジオに切り替えた。
音だけの世界は心地良い。視覚を邪魔しないのはもちろんだが、流れる音声もテレビのそれとは違って、柔らかい。
テレビの相撲中継は何十年も観ていない。相撲に興味もない。だが、ラジオの相撲中継は聴いていてもまったくストレスを感じない。取り組みの実況など耳に入らないが、聴きながら落ち着いて仕事ができる。
デスクワークは気がつくと結構な時間が過ぎていることが多い。以前はYoutubeで好みのジャンルの音楽をかけていたが、聴きたいものが一巡すると、想定外の刺激を求めてしまう。そんなんときにはラジオがいい。
テレビに「観たい番組」はなかったが、ラジオでは早くも「聴きたい番組」がいくつかできた。
集中して聴くのではなく、なんとなく耳に入れるような聴き方だが、その気軽さがいいのかもしれない。
今夜もラジオの音に包まれて、このブログを書いている。