広辞苑

 

先日の講座で教わったばかりなのに、さっそくやってしまうところだった。

松江文学学校の作品締切が迫る中、原稿用紙3枚の随筆をしたためていた。

今回の題材は、山林。

父の死後、山を相続しなければならない状況になっての私見を文章にまとめた。

あらから出来事を書き切った後、最後の段落に入るところで

無意識に「里山は・・・」などと一般論を書いていた。

このときは講座のことは思い出さず

「こんなことを書いても、読み手は面白くないだろう」と判断して、

もっと自分の感性に寄せた。

書き終えてふと、先日の講座のことを思い出した。

改めてレジュメを読むと、太字で「一般論はいらない」とある。(以下引用)

読者が期待するのは、その作者でなければ持っていない独自の観察眼であり感覚である。それが優れていれば、読者は引き込まれ、満たされた思いを抱いて読むものだ。

私の文章が読者を引き込むかどうかは別として、自分の感覚は書けたと思う。

高橋一清先生は「広辞苑に頼るようなコラムはだめ」と例に挙げた。

たしかに新聞のコラムは時々「●●を広辞苑で引くと・・・・とある」といったコラムを出すことがある。

「ネタがないのなら他の人に書かせればいいのに」と先生は言う。

調べればわかること、誰でも知っていることは、わざわざ書くなということだ。

とりあず今日は、すんでのところで思いとどまった自分を「よくやった」と褒めよう。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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