友人とメッセージのやりとりをしていて
大山鳴動して鼠一匹
という言葉を使った。
「大騒ぎした割には大したことがない」という意味で使ったのだが
用法が正しいか心配になって調べた。
事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと。
だったので、用法が違っていないことが分かって安心した。
その響きの良さから、中国の故事成語、あるいは日本発祥のことわざだと思っていた。
ところがこの言葉は、古代ローマが発祥だという。
コトバンクには
ラテン語で Parturient montes, nascetur ridiculus mus.
(山々が産気づいて、滑稽な廿日鼠が一匹生まれる)から出た西洋のことわざ。(精選版 日本国語大辞典)
とある。
日本語に訳した人を讃えたい。
素晴らしい日本語訳だと思う。