中国新聞の記事広告、広島大学ホームカミングデー

 

今日の中国新聞10面に掲載された記事広告の「広島大学ホームカミングデー」。

取材記事の企画、インタビュー、執筆、撮影を担当した。

実は起業する前の3年間、行事の運営統括としてホームカミングデーに関わっていた。

当時は中国新聞広告社の営業社員で、

編集プロダクションやイベント運営会社とともにイベントの運営責任者だったのだ。

とはいえ、企画や設営は協力会社に任せっきりで、打ち合わせに参加して

お金の流れを整理するのが主な仕事だった。

それはとても広告代理店的な立ち回りなわけだけど、一つ気に入らなかったのが

当時から掲載されていた中国新聞の広告の扱いが他社だったこと。

大学への営業は新聞社が直接行っていたのだが、

毎回、特定の広告代理店を(新聞社が)指定していた。

大学の担当者も困惑していたのを覚えている。

 

その頃、新聞社広告局の営業とは、仲が悪かった。

私が前職の広告代理店時代に、彼と電話口でかなりの口論をしてしまい

私の苗字が珍しいこともあって、はっきり覚えていたようだ。

人の恨みは恐ろしい。

「俺だってお前なんか嫌だよ」と思ったが、

親会社の広告営業なので無碍にはできず……

彼が来社したときには応接に通し、長話を聞いて相槌を打っていた。

これがまた機嫌良く喋りまくる。

しかし、どんなに喋っても私に良い印象は持っていなかったのだろう。

大口の広告はいつもライバル会社に取次させていた。

今思えばよく社内で問題にならなかったものだと思うが、

もし1件でも取次させてもらっていたら、まだサラリーマンを続けていたかもしれない。

だとしたら、今ほど楽しんで仕事ができているかどうか分からない。

運命に感謝というか、彼にも感謝しなければならない。

 

ぶるぼん企画室の屋号の語源になった「週末酒場ぶるぼん」を閉鎖に追い込んだのも彼だった。

つくづく縁のある人なのかもしれない。

今は私の親戚の酒屋のそばで、こともあろうに酒屋を営んでいるようだ。

どこまでもいやらし……いや、縁の深い人だ。

もう会いたくないけど。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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