写真展5日目。
毎日ギャラリーにいて、来場者の声を聞いていると
「パキッとした写真とねむい写真がある」と言われる。
パキッとしているのは主に先生の写真、ねむいのは私の写真だろう。
狙ってやっている、というか狙って「補正をしていない」ので
業界用語で言う「ねむい」写真になるのだと思う。
これはもう好みの問題。
メリハリのある写真が好まれるのは当然だろうし、私も嫌いではない。
ただ個人的には、ずっと眺めていたい写真は「ねむい」系統のものだ。
自分の琴線に触れる写真を揃えると、自然とねむくなりがちだ。
そしてそれは、私の作風。
ねむい写真で何が悪い。
万人に受け入れられなくてもいい。
来場者の声を聞いて、自分の表現を追求していこうという思いが強くなった。