「これを読むためだけに会費を払っている」と言っても過言ではない
日本フルハップの会報誌「まいんど」の巻末エッセイ「心に残ることば」。
9月号は「人生の転機」を題材に、短編小説『まぼろしのパン屋』(松宮宏)を紹介している。
サラリーマンの男が定年後にパン屋の店主になるというお話だそうだ。
最後に主人公が
「しあわせとは何だろう? それは自らの心に寄り添い、
正直に生きることだ」
と語るのだという。
心に正直に生きる。
私も最近、この考えに近くなってきた。
やってみたいと思うことは、積極的に取り組もうとしている。
この先の人生が、あと何年残っているのかは、誰にも分からない。
このまま何もしないで終わるなんてもったいない。
したいことができるうちに、やってしまえ。という思いだ。
松宮さんによると『まぼろしのパン屋』は、人生の転機を描きたかったのだそうだ。
私の転機はいつなのかと考えたら、たくさんあった。
ジョブチェンジを繰り返して、7回転職。
最後に起業してぶるぼん企画室だ。
起業がいちばんの転機だが、それ以外の7回も人生が大きく変わった。
そういう意味では、この先に何が起きても受け止められそうな気がする。
次はどんな転機がやって来るのか、楽しみでもある。