今日は文章講座の日だった。
通い始めて約7年、少しは技量が上がった気がするが
創作意欲は7年前の方が大きかったように思う。
悪い意味で慣れてしまっている。
受講生は7年間で入れ替わりや増減はあるものの、中高年が多い。
というより若い人が少ないのだ。
いまの若者はウェブメディアでの発信が多いせいだろうかと勝手に思っていた。
その文章講座に、3年くらい前に一人若い人が入り。
最近になって少し、ほんとうに少しだが、若い世代を見かけるようになった。
私の記憶ではここ1年ほど通っている若者がいる。
今日は彼の作品の批評があった。
先生の批評が終わり、受講生が意見を述べる時間に、筆者である彼が執筆の動機について語った。
時間にして5分くらいだったろうか。
活発に発言する人が少ない講座の中で、堂々と理由を述べる筆者の姿は熱いものがあった。
講座を終えて、帰りのエレベーターで彼と一緒になった。
聞けば、小説と随筆それぞれに、筆者名を変えて作品を出しているという。
その意欲に驚いた。
「自分の作品を読んでどう思ったのか、正直な感想を教えてください」
今よりもっと上手くなりたいという向上心も隠さない。
そうだ、これなんだ。
自分に欠けているものを、彼に教えてもらった。
おっさんも頑張らねば!