茶道教室のお茶会で、正客を務めた。
門下生と先生だけの気心知れた者どうしとはいえ、
茶会の正客というのは、そうそう経験することではない。
普段は茶を点てる作法ばかりに集中しているので、
客としての作法は正直言って自信がない。
本当は亭主といろいろな問答があるのだが、今日はそこまで求められなくてよかった。
しかし、やはり茶道には気配りと気遣いと気働きが必要なので、
日頃まったくそういったことを意識しない私にとっては、難易度が高い。
次客さんに「お先に」の一言さえも忘れている。
作法というよりも、人として、日本人としての心構えが不十分だ。
今日は小学生の門下生に、贈り物をもらった。
そういった気配りすら考えてなくて、私は手ぶらで出席。
少々恥ずかしかった。
一事が万事。
今日の経験を無駄にしないよう、少しは周りに目を向けてみよう。
本日の茶花
矢筈芒、吾亦紅、藪茗荷、秋桜、その他いろいろ(覚えられない)