マクドナルドのトレー

 

朝イチで取材の後、お昼のアポまで時間があったので、マクドナルドを利用した。

あいにく席に電源コンセントが設置されていない店舗だったのだが、

待ち合わせ時間まで1時間そこそこだったので、そのまま入店。

久しぶりにエッグマックマフィンを注文した。

番号札をテーブルに置いて待っていると、60代後半か70代くらいの男性店員がトレーを持ってきた。

まだ働き始めて間がないようで、教科書通りの喋り方ではないことに好感を覚えた。

「ありがとうございます」

朝マックのセットを持ってきてもらって、こちらも自然にお礼の言葉が出る。

いつも「ありがとう」は言うけど、なんだか新鮮な気持ちだった。

その後、トイレに入ると、その人と先輩スタッフが掃除中だった。

トイレ掃除の手順を、年下の先輩に教わっている。

衛生面のマニュアルが細かく決められていているようで、覚えるのは大変そうだ。

人材不足の世の中で、特に飲食業や接客業は人が足りないと聞く。

人が足りなくて営業時間を短縮したり休業したりする店もある。

一方で、退職金と年金だけでは生きていけないとも言われている。

定年退職した後も、何かの仕事を見つけて収入を得ないと、楽しい老後は迎えられない。

若い人たちがやりたがらない仕事を中心に、高齢者の雇用が増えてくるのだろう。

工事現場の警備員は、何年も前から高齢の人を見る。

コンビニの店員さんもシニア世代が増えてきた。

70代なんてまだまだ働ける歳だし、社会に出て元気に働くことはいいことだと思う。

ファストフードやファミリーレストランなど、細かな接客マニュアルがあるような仕事は本当に大変だと思う。

高齢者に限らず、不慣れな店員さんがミスをすることもあるだろうけど、

客として利用する私たちは、寛容な心で応援したいと思った。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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