ツイッターを始めた頃から仲良くしていただいている写真家の村東剛さん。
(と言っても、実際にお会いしたことは一度しかないのだが)
一昨日のツイートで
#もっと高く評価してほしい映画
というタグ付きで、作品を1本紹介していた。
邦題「遠い空の向こうに」
気になったのでさっそく調べると、プライムビデオで100円でレンタルできる。
便利な時代だ。
さっそく視聴した。
主人公のホーマーは、炭鉱町に住む高校生。
この町の若者は運良くフットボール選手になれる者以外は、みな坑夫になる。
ホーマーにはフットボールの才能はなく、坑夫の道しかないと思われたが
ソ連の人工衛星スプートニクの出現に衝撃を受け、
「自分もロケットを飛ばしたい」と強く願うようになる。
だが知識も経験もなければ、ロケットに関する本すら簡単には手に入らない。
試作ロケットは当然のように失敗続き。
炭鉱長の父はホーマーに理解を示さず、坑夫になることを押し付けようとする。
夢を追い続けるには、現実はあまりにも厳しい。
後に世の中を大きく変える若者たちの熱意と友情、
それを支える周囲の温かさ。
後味の良い作品だった。
人は失敗しても、実は少しずつ前進している。
諦めずに挑み続ければ、いつか花開く時が来る。
そんな明るい気持ちになった。
人生は悪い時ばかりではないのだ。