最近、感情的になってキツい返事をしたり、相手を遠ざけたりすることがある。
以前はもっと気楽に受け流していたのに、どうしてなのだろうと思っていたら、
「感情の老化」という言葉に出合った。
『人は「感情」から老化する』(祥伝社)の著者で精神科医の和田秀樹さんが詳しいようで、
「感情の老化」で検索すると、氏の説を紹介するメディアがたくさんヒットする。
感情の老化の特徴の中には
・自分と異なる意見を受け入れられない
・一つのことが気になると、ずっと引きずってしまう
・昔よりイラッとすることが多くなった
など、思いあたる項目がいくつもある。
感情の老化は40代には始まるようだ。
ということは、50代の自分はかなり老化が進んでいるのかもしれない。
体の老化は自覚症状(腰が痛いとか、小さな音が聞こえづらいとか)や
数値(血圧が高いとか、腹囲が大きいとか)で実感しているけれど、
感情というメンタルな部分でも老いているのだろうか。
『人は「感情」から老化する』は2006年の発売。
ということは、17年も前から「感情の老化」という考え方はあったわけで、
ここは己の不勉強を恥じたい。
とはいえ「一つのことが気になると、ずっと引きずってしまう」となってはいけないので、
いまさらながら「感情のアンチエイジング」を始めてみようと思う。
・「自分が楽しい」を優先して考えてみる
・最初から答えを求めすぎない
・初めての食材や旅行先にトライする
・投資などに挑戦、リスクを負ってみる
・恋愛こそ感情の若さを保つ特効薬
(出典:日経電子版「WOMAN SMART ライフスタイル」)
若干女性向けの内容だと思うが、学生〜20代の頃のような感覚になればいいようだ。
小心者なので、周囲の反感を買わない程度に実践してみよう。