廃墟と空

 

今日の小説塾は、これまでで最も緊張した時間だった。

過去に4作の批評を受けたが、今日ほど心臓の鼓動を感じたことはない。

テーマは「広島のタブー」だったのだが、

書いている私自身が、その「タブー」に飲み込まれていると感じた。

攻めた書き方をしたつもりだったが、

知らず知らずのうちに表現を抑えていた。

それでも他人からの批評を聞くのが怖かった。

図らずもタブーが存在していいることが証明された気がする。

もの言えぬ雰囲気は、いつの時代にもある。

まして今は、マイノリティー保護の潮流が大きくなっている。

ポリティカルコレクトネスというものが、どんどん幅を利かせ

自由にものを言うことが難しくなっている。

そんな社会に疑問を投げかけるつもりだったが

自分もどこかで萎縮している。

この「広島のタブー」にどう対峙するのか。

新たな戦いが始まった。

 

 

 

ワンストップで取材チーム(ライター&カメラマン)を手配できます

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

広島で取材スタッフを探すなら
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。