高校生の茶筅さばき

 

今日は、茶道教室の「正午茶事」があった。

コロナ禍の3年間は、食事を伴う茶会はできなかったが、感染が収束に向かいつつある今春、

やっと門下生が揃っての正午茶事ができた。

だが私はそういった場に不慣れな上に、まだまだ作法も覚束ない。

できればそんな場は避けたいと思っていた。

お膳が運ばれてきてた。

手順はいろいろと細かく決められている。

正客の真似をすればいいとはいえ、不安がつきまとう。

戸惑いながらの食事だっが、生徒5人でおしゃべりしながら食べるのは楽しい。

普段は稽古の時間が違うのでなかなか話す機会がないのだが、食事をしながらだと話しやすい。

食べ物は共通の話題になりやすいのだ。

一緒に食事をすると、互いの距離が近くなる。

なるほど、だから懇親会で飲んで食べるわけだ。

 

今日の亭主は、高校を卒業したばかりの18歳。

先生の助言を受けながらも、丁寧な手捌きで濃茶を点てていた。

一人一人、手書きのメッセージをもらった。

手紙って、もらうとうれしいよね。

最近あまり書いてないけど、そろそろ誰かに書いてみよう。

食事も、最近会っていない人を誘ってみよう。

断られるかな……。

 

 

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代表 堀行丈治
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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。