新聞記事で「タイパ世代」ということばを見た。
タイパはタイ焼きパーティーの略語ではなく、タイムパフォーマンス。
時間効率のことだという。
ファスト映画や、イントロなしでサビから始まる歌などを求める風潮のことか。
時間効率を求める人は今の若い世代だけではないと思うのだが、
なぜかマスコミはそれを若者の特徴だとレッテル貼りをしたがる。
だけど、効率だけを追求する人は年配の世代でも多くいる。
実際、私たちの業界でも、低い単価の仕事をいかにたくさんこなすかということで
事業が成り立っているケースが多い。
1件あたりの受注単価が下がっているので、時間効率を追求しているのだ。
そんな大人たちを見て育った若者にとって、時間効率を優先するのは当たり前の価値観だろう。
製造現場でも昭和の時代から、無駄を排除する職場改善「QC」を導入していたのだから仕方ない。
そして今や、遊び心が必要とされるクリエイティブな仕事でさえ、スピード重視だ。
だけど、若者はそのスピード感の中でも創造性を発揮できるのだから、すごいと思うよ。
ぶるぼん企画室
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