工事現場のアヒルちゃん

 

この仕事は、間違いが日々発生する。

それを見つけて訂正する「校正」も業務の一つだ。

文章の間違いは、書いた本人は気づきにくい。

別の者が校正者としてチェックすることが大切だ。

しかし現実は、外部校正を依頼するような納期や予算のある案件はめったにない。

校正を生業とする人も、なかなか見つからない。

そして、校正を通さないとミスが発生しやすい。

 

修正指示の見落としや文字変換のミスはもちろん、体裁をコピペしたら文章まで残っていた、など

見落とす方が難しいほどの間違いもある。

だがそれは人の行為なので、気をつけているつもりでも起こることだ。

 

正しい知識を持っていても、集中力の欠如や勘違いがミスを招く。

納期優先でチェックが疎かになったり、「これぐらいはチェックしなくても大丈夫だろう」と慢心したりと

心の隙が生まれることもある。

当たり前にやっていれば防げるミスなのに、その当たり前ができなくて事故になる。

 

対応策はあるのか。

ミスした本人を責めるだけでは、懲罰にはなれど解決策にはならない。

業務の進め方やチェック体制を改めなければ、また誰かが同じようなミスをする。

間違いを防ぐための手順を確立して、運用することが大切だ。

 

うちには仕事の「マニュアル」がない。

これまでは必要ないと思っていた。

クリエイティブな個人事業には必要ないとも思っていた。

しかし、業務を確実に遂行するためには、品質保証のルール作りが必要になってきた。

間違いのない成果物を納品するために何をすべきか。

マニュアルというと「誰かの言いなり」という言葉のイメージがあって、ネガティブに捉えていたけど

品質の価値を高めて維持するには必要なことだと感じている。

 

 

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *