山で見たもの

 

所属していいる写真クラブとは別の団体を見学した。

各自が写真3枚を持ち寄って、自分の作品以外で1位〜3位を選び

得点化して順位を競うというものだった。

見学とはいうものの、私も写真を持参して普通に参加することを許された。

 

1位、2位、3位と、人の写真に順位をつけるのは苦痛だ。

好き、嫌いまでは言える。

だが「これが一番優れている」というような写真の優劣を測る物差しは持っていない。

周りが皆、ジャッジを済ませて、私の投票待ちになってしまったので焦った。

無理やり順位をつけたが、明日になったら違う順位をつけているかもしれない。

それぐらい難しかった。

 

そこで思ったのは、私は私の作品が好きで、他の人の作品にそれほど興味がないということ。

いかに自分の作品を磨いていくのか、これしか関心がないのだ。

それでも、共感できる写真に出会うこともある。

共感の度合いが高いのが、今の先生の写真だ。

だから先生に師事しているともいえる。

 

先生が今日、語った言葉が

「感じる者は自分だけ」

「私(見る人)と作者の共感」

だった。

作者が被写体に何かを見て、その写真を見た人の何人かが共感する。

万人に受け入れられなくてもいい。

みんなが「いい」という写真は、ありふれたものになる。

見ただけで堀行丈治の撮影と分かってもらえる写真を目指したい。

 

 

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。