名刺やチラシ、パンフレット、冊子など、印刷の仕事は意外と多い。
取材案件の多くはウェブサイトへの掲載用だが、それでも毎月のように印刷物の依頼はある。
幸い、印刷営業をしていたころの知識が残っているので、よほどマニアックな依頼でない限り対応できる。
印刷だけでなく、チラシの折り込み手配もする。
手配といっても、こちらでプランを考えて提案しているので、広告代理店的な業務だ。
これも起業前は広告代理店にいたので、知識と経験が生きる。
紙媒体はもう終わりが近いと思っているし、出かけた先で印刷物があっても積極的に手に取ることはない。
全てデジタルコンテンツに移行すると思っているし、実際ほとんどの人がスマホ中毒のように常に画面を見ている。
嵩張る紙媒体を持ち歩くメリットはない。
だけど、印刷仕事は好きだ。
アイデアを出す人、デザインする人、印刷する人、加工する人、いろんな人が関わって、ひとつの印刷物ができる。
用紙が変わると雰囲気も変わる。値段も変わる。
思い通りの色が出ないのも面白い。思い通りにならないものを、思い通りに変えてゆく工夫が求められる。
手間がかかるしお金もかかる。
印刷は、ちょっと贅沢な表現手段になってきた。
「わざわざ」印刷したいもの、印刷しなければならないもの。
印刷するに値する何かに出会えることが楽しいのかもしれない。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556