知人の映画監督のお誘いで、流川の店で会食した。
監督は、拙著「返納」を読んでくれたようで、その感想を聞かせてくれた。
何というか、自分の作品を読んでくれる人がいることは、こんなにもうれしいものなのか。
これまで、作品の感想はおろか、「読んだ」という人に会ったことがなかった。
思わず「返納」の背景にあった出来事や他作品のこと、執筆に至るまでの苦悩など
喋りすぎるくらい喋ってしまった。
監督が私に、同じ「創り手」として話をしてくれたことにも喜びを感じた。
そして彼は、何度も「もっと読みたい」と。
監督に背中を押され、帰宅してすぐ、Kindleに一作アップロードした。
審査が終われば公開される。
やはり作品は世に出してこそ生きるもの。
書いても発表しなければ、書いていないのと同じことだ。
有意義な時間だった。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
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