愛車と

 

一分づきの米を食べるようになって2年くらい経つ。

最初は健康のためと思っていたが、一分づきを食べているからといって

健康診断の数値が変わるわけでもなく、体重が減るわけでもない。

見えないところで作用しているのかもしれないが、健康にプラスになっている自覚はない。

ではなぜ食べているのか。

味に慣れたせいか、おいしいのだ。

標準精米の米よりも、香ばしくて味が濃い。

味噌汁や漬物との相性が良いように思う。

実家で普通の白いご飯を食べれば、それはそれでおいしいのだが

一分または玄米の味に慣れてしまうと、そっちのほうがいい。

 

先日、実家から持って帰った米をしばらく放置していると、部屋の中を虫が飛び交うようになった。

米袋を開けると、小さな蛾がたくさん出てきた。

「もう食べない方がいいのか」とも思ったが、もったいない。

空いている衣装ケースをベランダに置き、袋から米を全部出した。

思ったほどの被害はない。

精米する前の玄米だったので、これなら大丈夫だ。

「精米機 近所」で検索すると、マップ上にいくつも精米機の設置場所が表示される。

だが最寄りの精米機は三分づきからのため、一分ができる機械を求めて東広島市内を走る。

広島大学近くに見つけた。3機もある。

精米している間に、日が暮れてゆく。

昨日も今日もきれいな夕空だ。

家の近くは山と家と電線と電柱のコラボで、すっきりした景色は見られないが

大学周辺は遮るものが少ない。

空のグラデーションが美しい。

愛車を脇役に、スマホで一枚撮った。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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