ヴァラナシのガンジス川

 

夕飯を食べながら、「クローズアップ現代」を見た。

アントニオ猪木さんの特集だった。

証言者の印象的なことばが二つあった。

一つは藤波辰爾さんの回想。

「攻めているときよりも、相手の技を受けて苦痛に耐えているときの方が怖かった」

もう一つは猪木さんを最後まで撮影していた写真家の原悦生さん。

「病気で弱っている姿もさらけ出すことが彼の生き方」

どちらもうろ覚えで、おおよその記憶に残っている内容だが、とても共感した。

生きていると、楽しいことよりも苦しいことの方が多い。

勝つことよりも負けることの方が多い。

負けっぱなしかもしれない。

だが、それでも前を向いて生きているから、いつか喜びに出合える。

咲いても咲かなくても花は花。

猪木さんのように大きな成功ができなくても、常に前に進み続けていれば、

最後に振り返ったとき、実りある人生だったといえるかもしれない。

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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