夕飯を食べながら、「クローズアップ現代」を見た。
アントニオ猪木さんの特集だった。
証言者の印象的なことばが二つあった。
一つは藤波辰爾さんの回想。
「攻めているときよりも、相手の技を受けて苦痛に耐えているときの方が怖かった」
もう一つは猪木さんを最後まで撮影していた写真家の原悦生さん。
「病気で弱っている姿もさらけ出すことが彼の生き方」
どちらもうろ覚えで、おおよその記憶に残っている内容だが、とても共感した。
生きていると、楽しいことよりも苦しいことの方が多い。
勝つことよりも負けることの方が多い。
負けっぱなしかもしれない。
だが、それでも前を向いて生きているから、いつか喜びに出合える。
咲いても咲かなくても花は花。
猪木さんのように大きな成功ができなくても、常に前に進み続けていれば、
最後に振り返ったとき、実りある人生だったといえるかもしれない。
広島のライター&カメラマン
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