西日本豪雨の被災地

 

ドキュメンタリー映画の『シャーマンからの警告 消えゆく大地の守護者』を観た。

シャーマンは、自然の精霊や神と交信できる人。

日本語では霊能者、霊媒師になるだろうか。

モンゴルではいま、シャーマンに頼る人が増えているという。

背景には気候変動がある。

モンゴルの平均気温は75年で2度以上上がっている。

世界の平均、0.5度の上昇と比べると異常な数値だ。

影響は国内の至る所に現れている。

多くの地域で雨が降らず、砂嵐は頻発。草原は砂漠化し、家畜は死に絶えた。

生きてゆく手段を失った遊牧民が増えている。

雄大な草原を馬が駆ける風景が、失われる寸前なのだ。

暮らしに行き詰まった人々が頼るのは、シャーマンだという。

そこには自然を崇拝する、モンゴル人の伝統的価値観もあるだろう。

土着の信仰への興味と共に、気候変動がもたらす影響にも関心を持たせてくれる作品だった。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *