今日は瀬戸内海の島へ。
漁港近くの集落を歩いた。
ひしめくように家が立ち並び、小さな道が網目のように結ばれている。
日陰で語り合う人、小道を散歩する人。
過疎のまちを想像していたが、生活感がにじみ出ていた。
天気に恵まれていたので、集落の中の至る所に光が差し込んでいた。
何を撮っても立体感があって楽しい。
海岸沿いの大通りを歩いていては分からない世界だった。
こういった集落の中の小道は何と呼ぶべきか。
路地裏なのか、裏路地なのか。
久しぶりに広辞苑を引いてみた。
路地は、人家の間の細い道のこと。
路地裏とは、路地の中。表通りに面していない所。
裏路地は、広辞苑に記載なし。
熟語としての「裏路地」はない。
裏の路地という意味合いで、通りの裏の小道そのものを指す言葉として使われている。
つまり、路地裏はエリアのことで、裏路地は道そのもの。ただし路地裏には裏路地も含まれる。
ということだ。
常に路地裏を使っておけば問題ない。
路地には同音の露地もあるが、露地は「屋根などの覆いがない地面」。
調べ始めるときりがないので、ここでやめておく。
だが辞書を引くと楽しい。
そして、自分で確認したものは覚えやすい。
広島のライター&カメラマン
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