ブーツの裏

 

今日は瀬戸内海の島へ。

漁港近くの集落を歩いた。

 

ひしめくように家が立ち並び、小さな道が網目のように結ばれている。

日陰で語り合う人、小道を散歩する人。

過疎のまちを想像していたが、生活感がにじみ出ていた。

 

天気に恵まれていたので、集落の中の至る所に光が差し込んでいた。

何を撮っても立体感があって楽しい。

海岸沿いの大通りを歩いていては分からない世界だった。

 

こういった集落の中の小道は何と呼ぶべきか。

路地裏なのか、裏路地なのか。

久しぶりに広辞苑を引いてみた。

路地は、人家の間の細い道のこと。

路地裏とは、路地の中。表通りに面していない所。

裏路地は、広辞苑に記載なし。

熟語としての「裏路地」はない。

裏の路地という意味合いで、通りの裏の小道そのものを指す言葉として使われている。

 

つまり、路地裏はエリアのことで、裏路地は道そのもの。ただし路地裏には裏路地も含まれる。

ということだ。

常に路地裏を使っておけば問題ない。

路地には同音の露地もあるが、露地は「屋根などの覆いがない地面」。

調べ始めるときりがないので、ここでやめておく。

だが辞書を引くと楽しい。

そして、自分で確認したものは覚えやすい。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。