ボタンインコのナナ

 

12年前からインコを飼っている。

1羽飼い始めると、もう1羽飼いたくなる。

そんなことを繰り返しているうちに、最大で8羽の鳥を飼っていた。

時がたち、事故や病気、寿命で1羽ずつこの世を去っていった。

この春から、ボタンインコ1羽になってしまった。

遊び相手がいないのは少しかわいそうに思う。

ボタンインコの平均寿命を考慮すると、あと数年は大丈夫かもしれないし、そう長くないかもしれない。

ここから先は個体差だと思う。

もう1羽お迎えすれば、と助言をくれる人がいる。

ボタンインコは最長で20歳くらいまで生きる。(知人のボタンインコは19歳だったと思う)

今から20年後は、私自身がどうなっているかわからない。

鳥に限らず動物を飼うということは、その子の一生涯に責任を持つことだ。

私が倒れたときにペットが不幸になるとしたら、飼わないほうがいい。

気が早いかもしれないが、10年後には自分がこの世にいないかもしれない。

お金の面では100歳まで生きられるように計画したいが、

それ以外の面では仕事でも私生活でも10年先は分からないと思って計画を立てる。

だからもう生き物は飼わない。

いまいる1羽との日々が、最後の飼い主時間だと思って暮らしている。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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