音田昌子「心に残ることば」

 

自営業者のための福利厚生組織、日本フルハップに加入していいる。

制度を利用することは滅多にないのだが、いつも楽しみにしているのが会報「まいんど」だ。

とはいうものの、全てのページを読むわけではない。

裏表紙のコラム「心に残ることば」を愛読しているだけだ。

 

筆者の音田昌子さんは、元読売新聞のフリージャーナリスト。

「心に残ることば」では、ご自身が出会った人や読んだ本から

印象的な言葉を読者に紹介している。

8月号は、宇野千代さんの“今日ただいま、いま生きている”だった。

 

私自身、最近になって命のありがたさを実感する出来事があった。

そのときに思ったのが、「今生きている自分を大切にしたい」ということ。

過去を悔やんでも仕方ない、将来に不安を感じてもどうしようもない。

それらを気にして、何もしないでいることが一番の損失になると思った。

 

自分が何歳まで生きられるかなんて、誰にも分からない。

今日元気でも、明日の朝も目が覚める保証はないのだ。

今すべきこと、したいこと、いつ死んでも悔いが残らないように、正直に生きるのがいい。

以前、「毎日が人生最後の日」という言葉を聞いた。

「今日が残りの人生最初の日」という言葉もある。

どちらも正しいと思う。

 

人生は、気持ち一つで楽しくも辛くもなる。

最後の日、最初の日を意識していれば、何が起きても大丈夫な気がする。

今夜も全力で生きよう。

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。