西条・御建神社の祇園祭があった。
去年と同様、トラックの荷台に乗った神輿が町を巡回する。
コロナ対策で神輿を担げないのだ。
社会情勢を考えれば仕方ないのかもしれない。
コロナ前は神輿の担ぎ手数十人が、交代しながら町を練り歩いた。
対策を取ろうにも、神輿は間隔を開けて担げるような重さではない。
隙間なくびっしり並んで担いでも、休憩を入れながらでないと進めない。
祭りとしての盛り上がりには欠けるが、神様が家々を回ってゆく様は
なんとなく心が温かくなる。
帰宅後にテレビをつけるとラグビーの日本対フランス戦が行われていた。
国立競技場は5万7000人を超える満員の観衆だった。
スポーツ観戦は神輿担ぎとは違って、マスクを付けても苦しくないだろうが
これほどの人を1箇所に集めてもいいのなら
神輿を担いでもいいのではないかと思う。
来年の祇園祭は、威勢のいい掛け声を聞きたい。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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