酒蔵のバルブ

 

新県美展(第74回広島県美術展)を見に行った。

書や絵画、陶芸などもあるが、主に写真を鑑賞。

押しが強い、「これでもか」と言わんばかりの作品が並ぶ。

一部を除いて、ほとんどの写真が過度なレタッチを施してある。

インパクトはあると思うが、どうも好きになれない。

彩度上げ、コントラスト上げの写真は目立つとは思うが、

すべての写真がそんな調子だから疲れる。

とはいえ、私も以前はそういった写真に仕上げていた。

機械任せだと、自然と濃い目、派手目の色使いになる。

しかも意外と一本調子というか、写真それぞれの個性が見えなくなっているように見えた。

 

最近はもっぱらニュートラルで撮影・現像している。

押しが強い写真にはならないが、どことなく心に馴染む。

少しずつ自分の好みが分かってきた。

好みをスタイルに、スタイルを作風と呼べるレベルに昇華させていきたい。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。